3月1日内々定率40%越え?就職活動の早期化の実態について【企業動向編】

2025年卒の3月1日時点の内々定率は40%を超える形で就職活動がスタートしました。
なぜ、ここまで内々定率が高まっているのか?

  • インターン実施企業は採用充足割合が高い
  • インターン期間での早期選考時期の前倒し


皆さんもご存知の通り、上記要因で新卒学生の内々定率が高まっていると考えます。

本記事では企業の早期選考の実態を
大手人材会社の現役営業マネージャーの目線から解説したいと思います。

ナビステ

就職活動の早期化に向けた、選考スケジュールの設定までご案内します!

※この記事では「仕事体験」もインターンシップと呼称します。

目次
引用:マイナビ2024卒企業新卒採用活動調査

24卒の採用充足割合では
インターン未実施企業よりも、実施企業の方が充足率が高いことがわかります。

インターンを実施している企業では、
採用充足のためには、インターン期間での母集団形成が非常に重要だと考えております。

私も担当している企業の動きを見ていると、
24卒から25卒では急激に採用スケジュールが変化していると感じます。

では、どのようなスケジュールに変化しているのでしょうか?

引用:マイナビ2024卒企業新卒内定状況調査

24卒と25卒の採用スケジュールを比較した資料となります。


各月のボリュームが10%以上のフェーズをみると

  • ESの結果通知 → 1月から11月へ
  • 面接の開始   → 1月から11月へ
  • 内々定出し   → 2月から12月へ

上記フェーズが大きく変化しております。

これこそが就職活動の早期化の原因であり、
12月頃から学生は内々定を獲得し始めていると予想します。

ここで内々定を獲得している学生の
初期接触タイミングは夏頃のインターンシップであることが多いと考えます。

みなさんはトランスペアレンシー(透明性)という言葉が就職活動で浸透し始めていることを知っておりますか?

「トランスペアレンシー(Transparency)」とは、情報の透明性のこと。昨今、米国や英国を中心に、企業の情報が公開され、誰でもアクセスできることが求められるようになっています。情報にアクセスできると、従業員は組織の判断がどのような根拠に基づいているのかを知ることができ、納得感を得られます。一方、情報にアクセスできなければ、組織への信頼感が低下することもあるでしょう。インターネットやSNSが発達し、意図せずとも情報が流れ出てしまう時代だからこそ、透明性があることは自浄作用を高め、社会的信用にもつながります。

引用:日本の人事部より
ナビステ

就活用語にはついていけない・・・

就職活動では採用スケジュールが不透明な部分が多く、不安に思う学生が多いです。

そういった学生に配慮することで、
選考中の途中離脱を防ぐ目的が高いと考えます。

https://www.career.dentsu.jp/recruit/2025/recruit/entry.html

引用:株式会社電通 新卒採用ページ

企業の中にはホームページ上で採用スケジュールを明記し、学生への就職活動の透明性を図っております。

今までの調査結果を踏まえ
26卒に向けた採用スケジュールを考えます。

インターンシップ期間から始まるため、
母集団を第1〜3クールに分けて決めると良いです。

夏インターンシップ参加学生

  • エントリーシート受付 →  11月
  • エントリーシート〆切 →  12月
  • 一次面接〜最終面接  → 1〜2月

夏インターンシップの時点で、
ある程度スクリーニングしている場合は
もう少し前倒しになるかもしれません。

私からお伝えしたいポイントは以下3点となります。

  • インターン実施企業の方が採用充足率が圧倒的に高い
  • インターン期間12月には内々定出し開始
  • 採用スケジュールはインターン参加時期に合わせて組むことが重要

企業によっては、
インターンシップの実施日数や回数などで
スケジュールは変わってくると思います。

この記事が採用スケジュール組みに少しでも
お役に立てれば嬉しいです!

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