就職活動には必要不可欠なインターンシップ
- インターンシップはどう開催したらいい?
- 学生の志望度が上がるインターンシップって?
インターンシップのコンテンツ内容も大切ですが
- 現場(に近い)体験
- 個別のフィードバック
- 多様な社員との交流
私は上記内容が特に大切だと感じております。
本記事では学生のインターンシップ期間の動向や
学生から評価されるインターンシップについて解説したいと思います!
私が就活してた頃はインターンなんてほぼありませんでした・・・
※この記事では「仕事体験」もインターンシップと呼称します。
インターンシップ期間の学生動向
引用:マイナビ2025年卒 大学生広報活動開始前の活動調査
25卒の学生のインターンシップ応募率・参加率は非常に高い水準に。
特に、参加率は過去最高の数値となっております。
※応募はおそらくナビサイトへのエントリーのことを指していると考えます。
このデータからみて分かる通り、インターンシップ期間の活動は学生とっては当たり前となりました。
インターンシップ情報サイトのオープンは大学3年生の6月1日からとなっております。
(一部早期掲載は除く)
就職活動のスタートは大学3年生になった瞬間から
と考えても良いスケジュールですね。
学生の本分って・・・
参加したインターンシップの内容
引用:マイナビ2025年卒 大学生広報活動開始前の活動調査
学生が参加したことのあるインターンシップは
- グループワーク
- 交流会(若手社員座談会が多い)
の参加割合が高くなっています。
この割合は学生が参加したいコンテンツというよりも、企業側が開催しやすいコンテンツだからだと考えます。
インターンシップ情報サイトには、こういったコンテンツが多いからこそ参加割合が高くなります。
一方で、「現場での仕事体験」が上昇しております。
これは後述する、志望度が上がるインターンシップ設計に大きく関わります。
企業側も対応してきている結果、前年よりも上昇しているのではないかと考えます。
インターンシップがもたらす効果
インターンシップ経験を通して得られる 5 つの効果
引用:初見 康行ほか. 多様なインターンシップ経験と効果の一考察. 日本労働研究雑誌. 63(8)=733:2021.8,p.41-57. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031634207
- キャリアの焦点化
- キャリアの展望化
- 人的ネットワークの認知
- 就労意欲
- 自己理解
インターンシップに参加することで、
上記5つの効果を向上させることができるプログラム設計が必要になると考えます。
論文には非常に難しいそうなことが書いてあるのですが、キャリアの焦点化と展望化は相反関係にあります。
キャリアの焦点化では
「インターンシップを通して将来のキャリアについて,興味・関心が絞られ,明確化されること」
一方で、キャリアの展望化では
「自らの将来のキャリアについての可能性が広がること」
絞られるの?多様な選択肢・可能性が広がるの?どっち??
折角、インターンシップを開催しても
他社に流れてしまうのはよくないと思います。
- 自社に興味・関心が絞られ、明確化してもらう
- 自社の活躍フィールドに多様な選択肢・可能性を広げてもらう
そういったインターンシップ設計が必要だと考えます。
インターンシップ設計について
引用:学生の志望度を高めるインターンシッププログラムとは(インターンシップアワードの選考結果より)学生が選ぶ キャリアデザインプログラムアワードHP
繰り返しになりますが、インターンシップ設計で私が特に重要だと感じる部分は
- 現場(に近い)体験
- 個別のフィードバック
- 多様な社員との交流
この3点だと思います。
- 現場(に近い)体験
この部分は座学以上の工夫にあたります。
例えば、営業職であれば営業同行など。
さすがに営業同行はちょっと・・・
ですが、そういったコンテンツで「キャリアデザインプログラムアワード」を受賞された地域企業の事例もありました。
https://www.tc-ymt.jp/file/special/32501/19611/toyota_corolla_yamagata_fureai_jyuku/index.html
引用:トヨタカローラ山形 HP「インターンシップ情報」
営業ロープレを実施している企業も多いと思います。
ロープレの中身をよりリアルなものに近づけられると良いです。
- 個別のフィードバック
こちらはインターンシップの最終日にまとめて実施している企業が多い印象です。
学生の参加フェーズに合わせて
- インターンシップで何を学びたいか
- 中間報告
- 最終的にどうだったか
- 事後フィードバック(インターンシップ実施後に間隔を開けて)
上記のような、細かいフィードバックができると良いと考えます。
- 多様な社員との交流
こちらは先輩社員座談会でよく実施されていると思います。
座談会に呼ばれる先輩社員は
- 就活生に近い若手社員
- 活躍しているハイパフォーマーの社員
- OB・OGの社員
上記の社員が多いと感じます。
インターンシップを積極的に実施している企業では、
インターンシップ参加前に適性検査などの実施を行っている企業も多いでしょう。
その適性検査を活用して、
その就活生とパーソナリティが近しい若手社員や
上司部下の適性が合う中堅社員など
働く価値観が似ている人同士で実施するものいいかもしれません。
最近、自己分析講座多いですね。
まとめ
また、繰り返しとなりますが
- 現場(に近い)体験
- 個別のフィードバック
- 多様な社員との交流
学生の志望度を上げるインターンシップは
上記内容が重要だと考えております。
業種や職種によって、コンテンツ内容が制限される企業も多いと思います。
独自のコンテンツも大切ですが、
多様な社員との交流の工夫によって、学生の志望度を醸成することができるのではないでしょうか。
この記事がインターンシップ設計のお役に立てれば嬉しいです!
最後までありがとうございました。
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